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シゲのピンクとグレー、映画のピンクとグレー

 

みなさまこんにちは( ・ᴗ・ )ゆんです。

 

昨日、やっとピンクとグレーを観に行くことができました…!

今日はそのピンクとグレーについて思ったことを色々書きたいと思います。がっつりネタバレあるので嫌な方はごめんなさい、観てから読んでいただけると嬉しいです。

 

この映画は、シゲが書いた小説『ピンクとグレー』をもとに作られたものです。興行収入が3.5億円を超えたとこの前ニュースで報じられてました。小説自体も40万部を突破していますし、すごいですね…本が売れないこのご時世、1万部でも売れたと言われるこの時代…テレビをつけたら、たまたまピンクとグレーの舞台挨拶のニュースが流れていて、シゲが下ネタ連発しているのを見て可愛いなあとニヤニヤしちゃいました_(:3」∠)_

シゲがNEWSのために何かできることはないか、と考えて始めた小説家としての活動が映画化という形で一つ実を結ぶことになって、ファンとして凄く嬉しいです。

 

(ここからネタバレです。そして私の偏見であり一感想です。)

 

はじめに私事ですが、私は映画がとても好きです。でも、ピンクとグレーが映画化、という発表を聞いた時、第一に思ったのが「大丈夫かな。」でした。ファンだけが観る、身内映画にならないだろうか…と。そして主演が同じジャニーズ事務所でHey!Say!JUMPの中島裕翔くん。この時点で「事務所の力で映画化に至ったのか…クオリティ大丈夫か…」って本気で不安でした。映画化で話題になったあとでコケて欲しくない。もし映画のクオリティが問題でジャニーズだからなんやかんやと酷評されるくらいなら、作らない方がマシ!と思っていました。まあそんな心配は無用だったわけですが。

私は小説を読まずに映画を観たかったので、映画化が決定した直後に小説を買ったのですが、読まずに家に放置してました。(これでやっと読める…!傘蟻しか読んでないよごめんね家に放置されてあるシゲの小説たち)

 

書きたいことが多すぎて、今回も上手くまとまらなさそうです∠( ˙-˙ )/

まず前半、とても面白かったです。まず中島くん死ぬんだ!?これからどうすんの菅田将暉さんしか生きた状態で出てこないの?過去に遡る系??と思って見始めてました(笑)要らない心配が多すぎる( ˆᴗˆ  )一番は、菅田将暉さんの演技力です。感動しました。見入る。これまで演技が上手いな、って思った役者さんはなかなかいないです。なんか、できない人を演じてるというより、ホントにできない奴を見てるみたいで。なーんか出来損ないの、ぱっとしない、可哀想だけど、同情まではしようと思わない残念な主人公、みたいな。で、中島くんも演技上手い!初めて演技してるとこ観たんですけど、凄いなあと思って観てました。ちなみに、前半の時点でわたしは完全に菅田将暉さんが主人公だと思って観てました。やっぱりジャニーズだから番宣とか沢山出てたのかなーとか(笑)中島くん主演、って書いてあったのを忘れるくらい、中島くんがいい味出してるチョイ役に見えました、最初。2回目観たら、また違った見方ができて面白そうです。

 

そして、宣伝でとにかく言いまくっていた、開始62分後の衝撃。言うだけある。いや、言ってる以上に衝撃。菅田将暉さん演じる河田大貴が泣き叫ぶ中、暗い部屋に響き渡る「はいカットー!」。一気に失われる明度とともに部屋は明るくなり、大貴の涙は止まっていて、首を吊っていた白木蓮吾は紐を解こうと動き出す。それから10分くらい、誰が誰で、今何が起こっているのか、完全に把握するのに一生懸命(笑)本当に衝撃だった。

いやー、あれは完全にはめられました_(┐「ε:)_

観客は後半冒頭で、前半は劇中劇だったと無残にも思い知らされ、他人の人生を演じていた役者さんの「本当の自分」を目のあたりにすることになります。この、演じている人柄と演者さんの性格のギャップがありすぎたの、頭の中で拒否しそうになった…中島くん演じる本当のリバちゃんは、白木蓮吾の自殺のことで仕事が舞い込んでくることと自分自信のプライドとで葛藤していて、人生って残酷だなーと思ったわけです。

 

言いたいこととしては、原作を読んでいないので本当に何とも言えないのですが、

・蛍光色に光るあのシーン

・話題になっているベッドシーン

果たして、映画を通して伝えたいことを伝えるために、本当にこれらは必要だったのか。てか違う伝え方絶対あったよね、話題作り??って思いました。芸能人御用達の専用キャバクラみたいなののシーンは、正直苦笑い。もっと、芸能界の裏の一面を映すのに、違う方法があった。というか、別にエロい/エロくないは私の中で関係なくて、妖艶さが足りないというか、なんというか…別にあんなの(失礼)に囲まれてストレスを発散させられるとは思えない…なんで蛍光色なの光ってるの。

あと夏帆さんとのベッドシーン。ジャニーズなのにいいの?!オッケーでたの?!( ˙o˙ )とかいう無駄な心配はさておき、あれも、必要…?確かにエロかったけれども。話題になるだけあるけれども。夏帆さん演じる役者さんは馬鹿っぽくて絶対にお近づきになりたくない人だったし、大貴は何故にほいほいとついていっちゃうの。ベッドシーンを入れるなら、そこに至るまでに大貴がもうちょっと衰弱していて欲しかった。そして、女性の方から誘うんじゃなく、精神がズタズタになった大貴が夏帆さん演じるケバケバ役者さんをトイレでいきなり襲う…っていう。それだったら、大貴の残念な感じとか、心が病んでて追いつめられてる感じとか、もっと表せたと思うのです…夏帆さんの「自分でも本当の自分は分からない」的な言葉も、もっとしっくりくる。芸能界の厳しさとか寂しさも出ると思うし。

 

そしてラスト。姉への純粋な愛が招いた自殺…ということなら、もうちょっと匂わせてもよかったのでは?と思います。まあバレエの練習してるお姉ちゃんをビデオで撮る姿は完全に兄弟ではなかったですよ。幼いながらも盗撮ですよ( ´•ω•` )劇中歌で蓮吾が歌うのとか、お姉ちゃんに向けてかなーとなんとなく分かったけど。もうちょっと、猟奇的?な愛の感じを出して欲しかったな、とか考えたり。絶対結ばれることのない兄弟愛とか。ラストは、完全に個人の好みだと思います。私は、なんだかんだ言って終わり方好きでした。「しょーもな」が後になって響いてくる。

 

ここまで映画の感想をざーっと書いて、まだ原作も読んでいないのですが、一つ思うことは、シゲが書いた原作のピンクとグレー、そして今回行定勲監督がメガホンをとった映画のピンクとグレー、この二つどちらにもそれぞれの面白さがある、ということです。伝えたいことも恐らく違うだろうし。シゲは、原作と違う映画そのものを楽しんで欲しいと言っていました。そして、今回映画化するに至ったのは、行定監督をはじめとする多くの人がシゲの書いた小説を読み、その世界観に引きこまれて感動したからだと思うのです。シゲの独創的な世界観がより沢山の人に伝わるのは素晴らしいことだと思うし、これからもシゲの書いた小説が読みたいし、それが誰かの心に響いたらもっといい。

 

一本の映画として、とても楽しむことができた作品でした。

原作も楽しみです( ´-` ).。oO ( ♡ )